岡田和人 コミック
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教科書にないッ
すんドめ
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コミックシーモア
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天使じゃないッ!
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天使じゃないッ (ヤングチャンピオンコミックス)
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ほっぷすてっぷじゃんぷッ!
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『セクシャリティと心的外傷』両親を交通事故で亡くし、心身症になった少女(莢香)と、その交通事故の加害者の娘(優菜)が友人であり、その優菜は失感情症を思わせるようなキャラ。 優菜の「人はただの肉」というセリフはグロテスクでありつつも、そこに秘められた情緒を切り離そうとする努力がとても切ない。 サブキャラの湯の花先生も外傷体験によるPTSD的な症状もある。 そして、主人公の「死に至る病」は処女とSEXすることにより治癒されるという設定だが、そこに顕在化する破壊性と対人希求性のジレンマ、さらに死への不安と恐怖がコメディータッチではあるが、辛さをにじませている。まさに葛藤を抱えているという感じである。 ただ、これらの色々な過去の隠された事実や人間関係の崩壊と結びつきといったストーリーがやや中途半端に終わらされているように思う。 ・湯の花先生?主人公?体育教師の三角関係はこれからどうなる? ・優菜?莢香?主人公の関係は? ・莢香と優菜の外傷体験のワークスルーは? ・主人公の破壊性とは何なのか? これらが不明なままマンガは完結されてしまっている。岡田和人の作品の「教科書にないッ!」ではセクシャリティをどう獲得するのか?といったテーマで描かれており、「ほっぷすてっぷじゃんぷッ!」ではセクシャリティと外傷というテーマで描かれている。 しかし、「ほっぷすてっぷじゃんぷッ!」ではそのテーマを、もしかしたら作者自体が扱える時期ではなかったから、中途半端な終わり方をしてしまったのかもしれない。このあとの「すんドめ」は現在続刊中だが、このテーマをどこまで描ききることができるのか?を注目したいところ。
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ほっぷすてっぷじゃんぷッ! 9 (9) (ヤングチャンピオンコミックス)
※レビュー、紹介文はamazon.co.jpより
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